所長黒田が思いのままに
つづっていくコラムですw
よんで
ちょうだい
新入社員を迎える季節になりました。今年、当社は2名採用できましたが、その他の中小企業は厳しかったようです。中小企業家同友会で毎年開催される合同入社式の参加者が、例年では80名ほど参加されますが、今年は56名でした。少子化の影響、大企業の採用が増えた事など原因はいろいろ考えられますが、当分はこの状態が続くようです。歯科技工士の業界でも、大手は仕事が増え、人材使用を伸ばしていますが、小規模技工所では採用意欲が減っているように感じます。歯科技工士のなり手も不足しています。昨日の全国一斉歯科技工士国家試験の発表では合格率99.1パーセント1,114名の受験者のうち1,104名が合格したようです。目先のことはとりあえず置いておいて、将来の予測が大事になって来ると思います。そんなことを考えながら合同入社式に参加したわけです。その基調講演が素晴らしい物でした。それは城端にある絹織物の会社の話です。話されたのはその会社の6代目の若い女性でした。会社を継ぐ気がなくて、東京の会社に就職していたのですが、ちょっとしたきっかけで会社を継ぐ決意をされた話でした。更には自社の製品の価値に気づいて、今はかなり色々の取り組みをされています。 そこで出てきた言葉が、「ないものを探すより、今ある物の価値を知って高める努力が必要」という言葉でした。その通りだと納得の思いでした。